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あたしの体に奇跡が起きた。
排卵から12~24時間しか生きられない、たった1個の♀の卵子と
射精から48~72時間が寿命の♂の精子。
しかも1~2億個のうちのたった1個が出会ってしまった。
まさにミラクルである。
五体満足、健康であれば、男の子でも女の子でもどっちでもいい。
すくすく元気におなかで暮らして10ヵ月後に会いましょう





2002年8月20日

やー、ここ最近めっちゃだるい。なんせ眠い。
このあたしが生ビール一杯で酔うのはなんでや?
どないしたんや、なんかおかしいで。

生理痛みたいな腹痛はあるけど
当の生理がいらっしゃらない。
でもまさかなー。
ひょっとして!? マジかい。

ほへ~~! それってわくわくワッキー芝刈り機?
ちょっと1回、検査薬で調べてみる価値ありやな。
そうと決まればれっつらごーや。

検査薬購入。
ほほ~~。こんなんなってんのかー。
世の中便利になったよな~~!
ほ~~、ここに2本線が出れば陽性か。

おしっこをかけて、1分待つ...

ってかけた瞬間 線出てるやんっ!

なんなん、秒殺やん!
ドキドキするヒマないやんけっ。

らアカん。妊娠してる!
今日は仕事早退して病院行かな!
午後やってる病院ってどっかあったっけ???

あるある、あの花屋の前んとこ!
こっそり店をサボってダッシュやっ。

・・・・ PM6:00より ・・・・

まじかい!?しゃーない出直したるわい。




にもかくにも、産婦人科は待ち時間が長い。

オンナオンナオンナオンナ
何人おんねん。

あたしゃ結構な年月生きてるが
いまだかつて産婦人科に世話になるのは初めて。
なんかヘンな感じやなー。しかし待つなー。

やっとの順番

「これに乗ってください」

「え?乗る?」

うわ、なんやこれは。
ドラマでしか見たことなかったあのマシン。

下半身すっぽんぽんで大股開き。

ひゃー、これで妊娠してなかったらただの露出狂やん。

「おめでとうございます。ほらここに映ってますよ」

っわ~~。おる。なんかおる。
アレ?なんかすっごいうれしい。
自分自身にビビる、不思議な気持ち。

さっそくヘボ亭主に電話。

「アンタ、パパやで。」

 「まじで??」

いつもヘタレで返事が遅いヘボ亭主が即答したのだ。

 「…うれしいなあ」

そりゃもう大喜びさ。二人で親バカさ。

こうしてあたしとヘボ亭主のドタバタ親バカライフが始まった。




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2006.04.30 / Top↑
てさて、妊娠に気づいたあたしだが
これといってまだ体に変化はない。

ほんまか?ほんまに妊娠してるんか??

2002年8月23日

疑い深いあたしは、職場のパートのママさんたちに
おススメ産婦人科を紹介してもらい
もう1度検査してもらうことにした。
ここでのアドバイスだが、間違っても
ベテランのおばちゃんに聞いてはいけない。
「私たちのころは紙オムツなんて無くて・・・」
など、関係ない話で2時間は軽くつかまる。。。
ご注意あれ。

んにちわ~~

うわーお。前回と違い今度は
ニンプニンプニンプである。

産婦人科には時間帯によって暗黙の診察時間があるようだ。
だいたい午前中は、ニンプさんたちが診察待ちをしている。
雰囲気も明るく、上の子を連れてきている人も
何人かいるため、非常ににぎやかである。

午後になると婦人科の患者さんの時間になる。
一度あたしは、仕事の都合上
午後の診療時間終了スレスレにとびこんだことがある。

ギリギリセーフ!

と脳天気にお待ちのいすに座ったあたしは
前に座っている女の人が読んでいる本をみて
カオがこわばった。

その人は「不妊治療」の本を読んでいた。

そうなのだ、産婦人科とは
ニンプだけが来る場所ではないのだ。

あたしは、な~~んにも考えてなかった自分を恥じた。
みんながみんな、簡単に妊娠しているわけではないのだ。

苦労して、苦労して授かる人もいれば
残念ながら苦労が報われない人もいるだろう。

妊娠とはそういうものなのだ。

不妊や流産は決して自分でどうこうできるものではなく
神様とは、不公平なものなのだ。

妊娠が病気でないとされている理由がよくわかった1日だった。




をもとに戻して...

2軒目の病院で診てもらっても
あたしはやっぱり妊娠しているようだった。

「妊娠2ヶ月ですね。予定日は4月24日です。
多少のズレはありますがおそらく前後1週間くらいと思ってください」

不思議なもので、妊娠週数は
最終月経初日から数えるのだ。

ほな、なに?あたしは7月から妊娠してるってのか?
妊娠7日めは生理中??
ってことは妊娠してないやん。
納得がいかないあたしだが
世の中全体がそういうのならそうなんだろう。

まあいいさ、春にはこのあたしが母になる。ラララ~♪

浮かれるあたしに

「おそらく8月1日に受精したと思われます。
間違いないでしょう。」

ちょっとおっさん!!

それは今のあたしに必要な情報なんか?!
いらんこと言わんでええねん。
受精した日なんてわざわざ教えてくれんでええ。
そんなんええから、あたしの感動劇にちょっと付き合えや!

「おめでとうございます。胎児ちゃんに名前つけてあげてくださいね」

おばちゃん看護婦がドラマのような笑顔で言った。

名前なー、確かにこれから4月まで
名前が無いと呼びにくいなぁ。
なんせ24時間一緒にいることになるしなー。

どうするかなー

なんか、かわいい名前ないかなー。

いろいろ考えていたのだが
まあ一応ヤツも父親になるわけやからと
どんな名前がいいか聞いてみた。

「ぴちぴち」

え?ぴちぴち?

まあ、かわいいっちゃかわいいけど…

こうして、ぴちぴちと名づけられた彼?彼女?は
あたしの栄養を勝手にガンガン盗み
日に日に成長していくのであった。


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2006.04.30 / Top↑
年、8月26日~28日までの3日間
高円寺では阿波踊りが開催される。

当然うちのすし屋も盛り上がる。

うちのすし屋は、正月と阿波踊りだけは
酒を飲みながら勤務していいとされている。
(ヨソの店舗は違うのよ~~)

あたしは毎年店頭でサザエのつぼ焼や
ほたてのしょうゆ焼や、とうもろこしを焼き
通行人にニオイをばら撒きながら
生ビールを飲んでゴキゲンで仕事?しているのだ。

なんと今年は、アサヒビールさんが
甲子園とかでおネエちゃんがかついでるような
シュボボボ~~~っと出る
持ち運べる生サーバーを2台貸してくれるという。

さっそくバイトに背負わせ

「ちょっとお兄ちゃん、生ちょうだいっ!」

お約束の甲子園ごっこである。

「今日の阪神は勢いあるで! ほんで、いくら??」

「いやー、お客さんみたいな美人さんからはお代頂けませんよー」

バイトの教育もバッチリである。

手伝いに来てくれているアサヒビールさんが断るのを
おばはんパワーで、無理矢理コップを持たせ
そこらへんにいる知り合い全員を巻き込み

カンパ~~イっ

うわ~~~~っ!!
たまらんっ、たまらんなー。
美味いな~~~~っ!!

「ハイ、妊婦さんはこれでおしまいっ」

バイトにコップを取り上げられた。

何すんねん、時給下げんどコラ~~っ!

誰が聞いても正しいバイトに逆ギレし
すっかりテンションが下がったあたしは
ウーロン茶を片手に
みんなが幸せそうに生を飲んでいる姿を横目に見ていた。

ちーーーんっ!

おばはん一休、イイこと思いついたっ!
ひらめいたで!!

そうやん、これに焼酎入れたらウーロンハイやんっ!
色もおんなじやし、これやったらバレへんで!

あたしはこっそりホールに戻る。
阿波踊りの期間中は昼間っから
「お待ち」が出るほど店内が混雑するので
誰も自分ごとに必死である。

にょほほほ~~~、ドリンカーおらんやんか。
あかんなー、この店は。
普段なら

誰か一人ここにおらなあかんやろぉぉ!

と、怒鳴るところだが
今日は忍び足で焼酎ちゃんのもとへ急ぐ。

コポコポコポ

ムフフ、成功成功。

「あれー、何やってるんですか~~??
ダメじゃないですか~~。」

しもた、由香ちゃんや。
由香ちゃんとはうちの店NO.1の天然少女である。

「大丈夫ですよー、内緒にしといてあげますよぉ。
由香のぉ お母さんもぉ 由香がぁ お腹にいるときにぃ
こっそりぃ 飲んでたってぇ 言ってましたっ
でもぉ 由香はぁ ちゃんとぉ 出てきましたっ

「そ、そっかあ、飲んでたら由香ちゃん出てくんのかぁ...」

こりゃいかん、イタイ一発くらった。
フツーに飲むなと言われるより
よっぽどきついボディーぶろおである。

あたしはそそくさと退散し
蒸しあっつい中またサザエを焼きに戻ったのであった。




ちのすし屋は、東京都内に9店舗の店がある。
どっかの店舗でイベントがあると聞くと
頼みもしないのに 店長・部長クラスが
ぞろぞろと手伝いにくるのである。

手伝いを口実に、阿波踊りが見れる。
こんなチャンスをヤツらが見逃すハズがない。

しかもうちの店は高円寺純情通り商店街の
地域振興委員長のおっさんが経営している陶器屋から
すし皿や小皿を購入しているため、なんと

「阿波踊りスタンド桟敷券」
が手に入るのだ。

あたしも過去に何回かスタンド桟敷から阿波踊りを見たことがあるが
それはそれは素晴らしい眺めの特等席なのである。

このスタンド桟敷券をめぐって、今年も恒例の

第386回

知り合いの若いおネエちゃんに
ええかっこを見せたい
醜い おっさん大会


が開催されたのである。

気の早いおっさんは、阿波踊りの1ヶ月も2ヶ月も前から
うちの店に電話をかけてくる。

「今年の阿波踊りの券、10枚くらい欲しいんだけど」

「いやー、今年は多分全部で20枚くらいなんで
専務に半分渡してしまうと、
他の方に渡せなくなってしまうんでねー。」

あたしが言い終わるや否や

「今度さ~、焼肉おごるわ」

早速あたしを買収にかかる。

「マジですか?ほな、委員長に枚数増やしてもらえるように
頼んでみますわ。」

「よろしく~。」

と、こんな具合にあたしはこの時期結構イイモンを
タダで飲み食いできるのである。

もちろん、おごってもらえばこっちのモン。
専務には5枚しか渡さない。

中には家族をダシにする店長もいる。

「うちの母ちゃんと息子が、ど~~しても
阿波踊りを見たいっていうもんでさ~・・」

「そうですか。ほな、店長の名前で3枚キープしときますわ。」

しかし、こんなヤツに限って
当日、自分の店の若いおネエちゃんを二人ハベらせながら

「おつかれ~~」

と、登場するのである。

実に醜い、おっさんたちの闘い。
どのおっさんもみな、

「阿波踊り一緒に行こうよ。
桟敷で見せてあげるからさぁ。
いや、ちょっとしたツテでね...
ま、たいしたことじゃないんだけどさー、
ハハハハ...」


と、言いたいがためにがんばるのだ。

そしておネエちゃんに生ビールを買ってやり、
縁日で『これ、かわい~~!欲すぃ~~!』
と、キティちゃんグッズをねだられ
満足そうに財布を取り出す。

世のおっさんどもよ。
アンタらは、世界一哀しいバカちんだ。




て、今年も目をギラギラさせながら
各自おネエちゃんを連れてやってきたおっさんども。

うちの店の屋台の
座って食べれるテーブルを勝手に占領し
汗だくで焼いているあたしたちに向かって

「つぼ焼3つね~~。あ、いらない??え??
ほたての方がいいの??」

おネエちゃんにはデレデレ、こっちに向かっては、偉そうに叫ぶ。

キレそうになっているあたしのオーラを感じ取ったのか
由香ちゃんはあたしにニッコリ微笑み
暑さでお客さんに出せなくなってしまった
ちょっとヤバいさざえを取り出し網にのせた。

「さすが~~~っ!!」

さすが由香ちゃん。よーくわかってらっしゃる。

おっさんは、ちょっとヤバいつぼ焼をおネエちゃんたちにごちそうし
アルコール顔であたしに聞く。

「妊娠したんだって??」

(チッ、誰に聞いたんや。筒抜けやな、うちの店は...)
「そうなんですわ」

「仕事どうすんの? こんな暑い中で働いてていいの?」
(おっさん、そう思うならオマエが代わりにつぼ焼やいてくれ)

などと一通りの質問を根堀り葉掘りしたあと
妊婦なあたしと仕事を交代するわけでもなく
おネエちゃんたちと桟敷へGOするのだ。

そしてまた、次のおっさんグループが来て
同じ質問をされ、あたしは同じ答えを繰り返す。

いいかげん疲れたあたしが、ハ~~~っとため息をついたとき

「疲れましたぁ?今度ぉ、誰か来たらぁ
由香がぁ 代わりに答えてあげますね♪ ふふふ」

由香ちゃんは、アホかわいい。

女の子だったら名前を由香にしようかと
本気で考えた午後だった。

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